息子からロボット掃除機を貰いました。パナソニックMC-RS200です。独身の息子は狭い部屋に住んでいるのでこの様な機器は必要ないのでしょう。我が家で使ってみることにしました。
本体、充電台(ホーム)、リモコンの3点セットです。ホームに戻って充電しているのが初期のポジッションです。スタートボタンを押すとホームを離れて動き出します。障害物が無いとまっすぐに進みますが、壁や家具にぶつかると右左に方向転換して障害物を避けます。見ていると可愛いものです。狭い所に入り込んでうろうろしていることもありますが、「頑張れ、右だ!」「バック、バック」と声を掛けたくなります。
運転モードも3種類あって、「自動モード」は部屋全体を掃除します。「念入りモード」は感度を上げてより細かいごみも拾います。「スポットモード」は狭い部分を掃除します。
蓋をあけるとダストボックスがあります。思ったより小さいのですぐにいっぱいになります。一杯になるとランプが点灯して知らせてくれます。思ったより小さなゴミも吸い込んでいるのが解ります。こまめに捨てる方が良いようです。
裏返すとごみの吸い込み口とブラシが見えます。このブラシが回りながらごみを集め、吸い込み口に持ってきます。ブラシに髪の毛などが絡みつくことがあるので、それを取り除きます。
リモコンで操作します。毎日指定した時間が来ると動き出す「予約モード」もあります。我が家はその都度動かしています。
部屋が綺麗になると自動的に充電器(ホーム)まで帰ってゆきます。途中でも「ホーム」ボタンを押すと戻ります。あんなに前後右左に動いて移動したのにホームの場所を覚えているのです。賢いものです。
我家の愛犬は「ハウス」と命令しても、気に入らなければなかなかケージに入ろうとしません。犬よりも賢いようです。
ロボットが動き出すと我が家の柴犬がやって来て威嚇します。突いてみたり、時には咬みついたりします。TVでお掃除ロボットの上に載って遊ぶ犬を見たことがありますが、ごく小さい犬で特別でしょう。我家ではとても考えられません。
ロボット掃除機を使ってみて考えを改めました。最初は役に立たない代物だろうと思っていたのです。人間なら嫌になって途中で投げ出したりするところを、最後まで綺麗に掃除します。一生懸命掃除するのを見ていると、情が移るのです。「お疲れさん。有難う。また明日もお願い。」などとエールを送ってしまいます。一人暮らしのお年寄りには良い話し相手になってくれると思います。