2019/10/01

カウントステッチってな~に?

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カウントステッチっていう刺しゅうがあるって聞いたんですが、どういうものなんですか?

名前の通り布の織り目を数えながら(=カウント)刺しゅうをする技法のことを「カウントステッチ」と言います。クロスステッチや地刺しも、織り目を数えて刺すので、カウントステッチなんですよ。

 

 

 

なるほど。でも数を数えながらなんて、大変そう…。

そんなことはないですよ。カウントステッチは、初心者の方でも楽しめます。クロスステッチについては、以前紹介したので、そちらの記事を参考にしてくださいね。
>>クロスステッチについておしえて!

 

 

 

はい!では、地刺しについて教えてください。

「地刺し®」とは・・・
戸塚刺しゅうに伝わる布の目数を数えながら刺すカウントステッチの総称です。シンプルなステッチを多く使っているので初心者の方から楽しめて、組み合わせによって無限にデザインが広がります。

戸塚刺しゅうについては、こちらからチェックしてみてくださいね!
>>【戸塚刺しゅう研究所】
※「地刺し®」は戸塚刺しゅう研究所の登録商標です。

 

 

 

地刺しはフランス刺しゅうがもとになっているのですね。とっても素敵です。チャレンジしてみよう!

スキマ時間を使って少しずつ進められるのが、カウントステッチの魅力です。忙しい毎日でも、少しだけ気分転換の時間をとって楽しめるといいですよね。

 

 

 

 


History

昭和の初期、はじめて日本に紹介されたフランス刺しゅうは美しく華やかで、当時の婦人方にとっての憧れでもありました。この刺しゅうに魅了された戸塚きく(故、戸塚刺しゅう協会名誉会長)はフランス刺しゅうを自らのものとし、多くのご愛好者と共に刺しゅうの道を歩みはじめました。

当時は戦中、戦後の辛く厳しい時代でしたが、殺伐とした社会の中で、女性として少しでも明るく、また楽しい時間を作りたい、そのような思いで刺しゅうに携わってきました。物資も少ない中で、刺しゅう材料もなかなか思うように手にできない時代にあり、また刺しゅうの表現の多様性を考えた戸塚きくは、国産で上質、色数も豊富な刺しゅう糸を育てる必要性を感じ、製糸に携わる方々と共に、刺しゅう糸の改良にも取り組みました。

それが現在のコスモ刺しゅう糸(ルシアン)です。上質で色落ちもなく、色数も豊富で布通りの良い刺し易い糸として、書籍『地刺しの連続模様』でもご紹介しています。
 

 

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