【結果まとめ】新型コロナウイルス報道後の日常生活の変化に関するアンケート

LA VIDAでは、新型コロナウイルス報道後の日常生活の変化についてアンケートを実施しました。今回の調査期間は、3月の一斉休校措置が始まって2～3週間が経過した時期にあたります。そこで、特にお子さんをお持ちの方々（以下、子育て層）の生活に焦点を当ててみました。

期間：2020年3月12日 ～ 2020年3月22日
※アンケートは2020年4月14日まで実施、今回は3月22日までの回答を集計
方法：インターネット調査
対象：LA VIDA会員
回答数：2,302件

• コロナウイルス報道後に生活が「変化した」人は約78％、中でも末子が未就学児～中学生の子育て層に「大きく変化した」と感じる割合が高い。
• 変化の内容は「衛生管理」と並んで「外出」「買い物」「レジャー・娯楽」「外食」と外出にまつわる項目が上位。感染予防のため、手洗い・マスクと共に極力外出を控える様子が見られる。
• 子育て層でもその傾向は同じだが、やはり3月の一斉休校のインパクト大。子どもたちの世話に追われる上、有職者では自身の仕事への影響もあり。そこに親子共々自由に外出できないというストレスも重なる。

コロナウイルス報道後の3月以降、生活が「大きく変化した」「少し変化した」と回答したのは全体の約78％。男性より女性、年代では30-40代で「大きく変化した」の割合が多くなっています。
＜性別＋年代別 横棒で回答の割合を示したグラフ＞

そこで同居の子どもの有無を調べたところ、一番下のお子さんが未就学児～中学生の場合に、特に「大きく変化した」と感じていることが分かります。
＜同居子ども有無別 横棒で回答の割合を示したグラフ＞

続けて変化した項目を尋ねたところ、最も多かったのはやはり「衛生管理」。2位以下は「外出」「買い物」「レジャー・娯楽」「外食」「旅行」と、いずれも外での行動が挙げられました。
＜単純集計 縦棒グラフ＞

手洗いやマスク着用を励行すると同時に、不要不急の外出はもちろん、必要な買い物ですら回数を減らすなど、外出行動を大幅に制限している様子がうかがえます。
それでは、回答者の声をPICKUPしてご紹介します。

行動の変化についての声をPICKUP

• 外出は通勤以外極力控えて、手洗い、マスクを欠かさない。（60代男性）
• 趣味で週末にはイベントへ必ずと言って良いほど出かけておりましたが、コロナの影響で全て中止なので、予定がない状態です。（40代女性）
• 外出、外食が減った。特に飲み会は繁華街での会はすべて欠席とした。（70代男性）
• レジャーでの外出がほぼ出来なくなった。控えるようになりストレスが溜まるようになった。（50代女性）
• 買い物に出かける回数を半分以下に減らした。（50代女性）
   

未就学児～中学生の子育て層の声をPICKUP

• 朝から夜まで家に子供が居てなかなか大変！ ご飯も3食家なので忙しい お出かけもできないので、毎日家の外で遊ぶしかなく大変！（20代女性・末子＝未就学児）
• 必要以外の外出をしないようにしているので、子供達を遊びに連れていかなくなった。家の中では退屈してイライラしがちで大変。（30代女性・末子＝未就学児）
• 気軽に出掛けられない。買い物もこどもを旦那に預け、なるべく週末にまとめて済ますので、とても大変。リフレッシュに出掛けられないので、ストレスがたまる。（40代女性・末子＝未就学児）
• 子供が常に家にいてお互いストレスを発散させる事が出来ず、イライラの状態が続く（40代女性・末子＝小学校低学年）
• 学校が休みになり子供の習い事も中止などいろいろあり仕事も休まないとなりたたなくなった。（40代女性・末子＝未就学児）
• 子どもが家で留守番するので、仕事に行く日はお昼ご飯を用意してから行かないといけなくなった。仕事で帰りが遅くなった日にたまに外食していたけれど、外食できなくなった。（30代女性・末子＝小学校高学年）

3月の一斉休校措置を受けて、一日中自宅にいる子どもの世話が大きな負担となっている様子がうかがえます。親子共々外出もままならず、精神的な疲れもあるようです。また、仕事を持つ親の場合は、子どもの休校の影響で勤務時間を減らす、食事を外食に頼れなくなる、といった影響も見られます。
休校によって自身の外出制限だけでなく、子どもにまつわる負担やストレスがプラスされたことが「（生活が）大きく変化した」との実感につながっているといえます。

今回の調査時点では4月からの学校再開が見込まれていましたが、その後、4月8日の緊急事態宣言を受けて大都市圏を中心に一斉休校の延長、社会全体でもさらなる外出自粛が求められています。ここから日常生活がどのように変化していくのか、アンケートを通じて引き続き追っていきます。