2019/12/16
毎年この時期になるとドイツのクリスマスマーケットとシュトーレンを思い出します。大学生の時、11月~12月にかけて約1か月フランクフルトにいました。週末はいろんな所に行ったのですが、やはりアドヴェント(待降節:クリスマスの4週間前)の時期に開かれるX'masマーケットが一番の思い出です。特にフランクフルトのレーマー広場のマーケットは有名ですね。高さ30mもあろうかという巨大X'masツリーや吹奏楽、カリヨンといって10か所の教会が50個の鐘を同時に鳴らすイベントがありました。フランクフルトからも近いマインツのマーケットでは街全体が煌びやかな電飾で輝いていました。
閑話休題。
本日のCafe羊女は『粉雪まとうクリスト・シュトーレン』です。
ラム酒にじっくりと漬け込まれたレーズン、ドライフルーツやナッツを丁寧に手作業で生地に練りこみ、大切に焼き上げました。たっぷりの洋酒漬けのレーズンに発酵バターが織りなす複雑で芳醇な香りが美味しさの秘密です。
ドイツでは家族みんなでアドヴェントの期間に薄くスライスして少しずつ食べてクリスマスを楽しみにして待ちます。少しずつ食べることで、熟成が少しずつ進んで「シュトレンの変化してゆく味」を楽しめます。だんだんとしっとりと味も馴染んでくると思いますので、私も明日以降食べたいと思います。
最後に、ドイツで最も歴史あるX'masマーケットのドレスデンで今年も12/7開催されたシュトーレン祭りにいつか行ってみたいと思っています。