災害のニュースが続いている昨今。今回は、防災グッズやイザという時の食品ストックなど、みなさんの「備え」について調査しましたので、発表します!
実は、3年前の2014年に行った同様の調査結果に比べ、今回は大きな違いが見られました。さて、問題です。
3年前と比べて、みんなの「備え」はどうなったでしょう?
→①より万全になった ②変わらない ③減った
あなたの予想は?
まずは都道府県別に見た食料品のストック状況について。前回2014年から見てみましょう!
※「80%以上」ピンク→「79~70%」黄色→「69~50%」緑→「49%以下」青の順で色分け
広がる緑の地域!どことなく平和なイメージですが、緑色は、ストック率7割未満ということ。
この地図を見る限りでは、「太平洋側」も含めて、3年前に見られた警戒感は薄れていると言えそうです。
さらに防災グッズについても、「準備している」と回答した人は、前回の68%から30%もダウン!逆に、「準備していたがやめた・または準備物が減った」「準備していない」と回答した人が増加の傾向に。
3年間で明らかに防災への意識が落ちている、と思われるこの結果。 一体、そのワケは!?
アンケートではこんな声が寄せられました。
防災グッズ一式が、水・食料の賞味期限切れや、グッズの痛み、風化が出てきて捨てられた。(60代男性)
用意していたが、場所を取るのでやめてしまいました。(50代女性)
東日本大震災後、3年は用意していましたが賞味期限切れの物が数個あり、買い足していません。(30代男性)
自治体が備蓄していると思い心に甘えが出てしまっている。そしてどこかで…『災害がきたらそん時はそん時、なんとかなるさ~』と思っている自分がいる。(40代女性)
ここからは、備えができない理由や、みんなが感じていることについて、様々な声をピックアップしてみました。「正直めんどう」「なんとかなる」といった声もある中、「家族がバラバラになるのがこわい」「避難所って本当に安全なの?」といった不安や疑問、そして「たゆみなく備えている」という人も。あなたが共感するのは?
何をどれくらい準備すればいいのか分からない(50代女性)
なんとなく、後回しになってしまう。(50代女性)
めんどう。(複数)
何時起きるか分からないから無意味(60代男性)
やらなきゃとは思いながらも、まとめて買うにはお金もかかるし、普段の買いものにプラスで荷物も増えるので・・・と言いながら時間ばかり経ってしまっています。(30代女性)
子供が小さい上に夫婦共に職場が電車で1時間半程度かかる場所。何かあった時、家族が一緒に居られるか一番心配。(40代女性)
ペットもちゃんと避難させられるのか心配です。受け入れてくれる環境がこの地域にあるのか。(40代女性)
86歳の義母がいます。主人や子どもたちがいない時、災害がおきて避難となると、どうなるのかと不安になります。(50代女性)
非常時は、優先されるのは子どもがいる家庭・高齢者なので、いざというときに夫婦2人の我が家はどのくらい後回しにされてしまうのかな。(40代女性)
地域の人々みんなを受け入れるだけ準備があるのか心配。(40代女性)
子どものオムツや女性の生理用品は、避難所へ着いてから提供されるまでにどのくらいかかるものなのか?(30代女性)
避難所までたどりつけるか?無理に移動はしない方がいいのか?よくわからないことが不安(60代女性)
子供とペットがいるので避難所で生活しなければならなくなった時に肩身がせまい思いをしないかが心配。(30代女性)
障害の子供がいるので、避難所生活は厳しい。(50代女性)
スマホを持っていないので、ガラケーだと情報を知ることができないのではと思い、不安です。(40代女性)
格安スマホには、連絡がこないので心配(20代女性)
【豆知識】ガラケー、格安スマホにはJアラートが届かないかもしれない
全国瞬時警報システム(Jアラート)では、地震、津波、ミサイルなど様々な警報が発信されますが、使っている端末が緊急速報対応機種でない場合、受信できない可能性があります。
大手キャリアのスマートフォン以外を使っている人、「受信できるかわからない」と自信がない人は、「Yahoo!防災速報」アプリ、または、地方公共団体の登録制メールの利用を総務省が推奨しています。ぜひ、チェックしてみてください。(出典:総務省消防庁資料「スマートフォンアプリ等による国民保護情報の配信サービスの活用」>>)
よくある非常用具は家族5人分、用意済です。その中には家族の写真、保険証コピー、各身内の連絡先(遠方に住む親戚も入れて)をジッパーつき袋にいれてます。電話がつながりやすく避難先として受け入れをお願いするために。また子供達が避難所で飽きないようトランプや筆記用具を入れてます。 (40代女性)
取り立てて防災グッズを揃えなくても、キャンプ用品が揃っている。食料も備蓄と自家栽培の野菜がある。ここ十年で2度の地震を経験しているが同程度なら何とかなる。(50代男性)
キャンプ用品を取り揃えています。定期的にキャンプへ行くので中身の点検は大丈夫です。食料品は、パントリーにいろいろ日常から取りそろえ、買い置き品から利用するようにしています。(50代女性)
家族全員キャンプが好きで30年続けています。キャンプ道具があれば大体の防災道具は揃っているので特別には揃えていません。ただ食料品やお水は常に備蓄しています。(60代女性)
いざという時どんな事が不便だったか恐怖に感じたか知りたい。私は阪神大震災に直面しましたが、遠い昔のことで記憶が薄れてきました。直面した人間ですらこんな状態なので体験したことのない人はもっとイメージがわかないと思います。(40代女性)
東日本大震災が発生したのは3月11日。東北では雪や吹雪になるなど、厳寒の中での避難生活となりました。熊本地震の発生は、4月14日。車の中で過ごす人も多く、体調不良を訴える声も伝えられました。
状況は違えど、災害時に私たちがおそれるべきこと、いざという時に役立つモノとは?当時被災されたみなさんの声は、生きた知識!ぜひ、ご覧ください。
災害も、季節や場所、時間が変われば状況も変わるもの。備えに「これが正解」はないのかもしれません。 ただ、万一の時に「せめてこれがあれば」と思いそうなものだけは、私も準備をしておきたいなと思いました。
みなさんの感想や体験談も、ぜひ、コメントで聞かせてくださいね。お待ちしています!
2017年調査概要
2014年調査概要
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