2020/02/19
お酒好きな方なら錫製の酒器に興味がある人は多いと思います。
なんでも錫製の器で飲む日本酒はまろやかに、ビールはきめ細やかに、
水を入れておけば美味しくなるという話があります。
ただ、200ml入るものでも2個で1万2千円は超える値段は私にしては
とても高級なカップなので気になってましたがずっと買わずにいました。
錫製品というのは錫師という人が作っていたそうで江戸時代から関東より西の大阪で
数多く存在していたそうです。
気まぐれでメルカリを検索してたら未使用品が2客で3900円で出品されていました。
大阪錫器という有名な所が作っているもので間違いのない品物でした。
3900円でもとても良い買い物なのですが、お値下げ可能とあったので聞いてみたら、
3500円にしてくれました。
大阪府警発足50周年のときに関係者に配られたもののようで大阪府警本部庁舎が
彫り込まれてあります。
売り物じゃないというのも所有感を満たしてくれます。
200mlくらいの小さいものだろうと思っていたら350ml入る割と大きい
タイプのものでした。
友人に値下げしてもらったと言ったら
「そんな府が配ってるものなんて貴重だし値下げしてもらうなんてとんでもない!」
とちょっと叱られました。
陶器やステンレスのカップと違いずっしりと重みがあり高級感たっぷりで、
ビールを入れてみたらとてもカップが冷たくなり熱伝導性が良いのが
すぐにわかりました。
ではビールが美味しくなるの?と聞かれたら正直私にはよくわかりませんでした。
でも良いものを安く手に入れられて今日のいいことでした。
発泡酒はこれでは飲まないけどちょっと良い日にはちゃんとしたサッポロビール
でも入れて楽しみたいと思います。